NHKBS_ドイツワールドカップ紀行・奥寺康彦が見たサッカー王国の誇り

奥寺さんがドイツに行ってドイツのサッカーとサッカー文化を紹介する番組でした。
NHKニュースが途中入っていたので、前半後半に分けての感想です。


ー前半ー
ドイツはやっぱり凄いね。
ビアホールは自家製の生ビールでそれも誇りというお酒文化までやっぱりドイツは凄い。
一番驚いたというか、そうだなって思ったのは
12の開催都市はどれもサッカーが地域の文化として根付いて生活に溶け込んでいるとのこと。
日本の初戦、オーストラリア戦のフリッツ・バルター スタジアムは収容人数4万6千人。
人口11万人のカイザースラウテルンにこの巨大なスタジアムがあるというのは凄いね。
ゲルセンキルヘンのヴェルティンスアリーナはサポーター6万人が3億円の資金を援助。
スタジアムの外にサポーターの名前が全員プレートに刻まれていて、
サポーターにはファンショップのクーポンで還元といったクラブ側も対応も良い。
公園の芝生で男女入り混じってサッカーを楽しんでいる風景は普通にうらやましいよ。
あとはポドルスキーと対談、高原と対談とか。


ー後半ー
まずはクラマーさん登場。
『1つだけ昔からの課題が残っています。
 奥寺さんや釜本さんは例外ですが、日本人はゴールを決める事ができません。
 1つゴールを決めるのに10回のチャンスが必要なんです。』
決定力不足は昔から変わっていないんですね。
基礎的なテクニックを教え続けたというクラマーさん。
でも楽しかったそうだ。日本人は熱心に練習をするからだそうだ。
確かにそうだ。世界には人の話をまともに聞かない民族はいるからね。
この真面目さは日本の良いところだよな。日本人の特長は世界を知って初めてわかることだよね。
そのあとフェラーとの対談。省略。
続いてはバイエルン・ミュンヘンの人材育成について。
ジュニアチームがトップと同じ練習場で隣で練習してるのってほんと良いよね。
今ユースで期待されている選手、ビョルン・コッペリング君16才が登場。
率直な感想としてバイエルンが期待するというんだから将来スター選手になるんだろうな。
ってUー17ドイツ代表の主将かよ。そりゃ凄いや。
練習の後は勉強の補習。こういう部分もドイツってしっかりしてるな。
目指すのはユースでがんばるのではなくトップへ行くこと。
こういった数年先を見据えた育成は日本でできているのだろうか。
高校の部活では難しいだろうな。
はやくユースが高校生のサッカーの中心へとなってもらいたいね。


この番組を見ての感想としては、
ドイツにも東西問題がまだあるけどサッカーが文化として根付いていて
それぞれがプロの仕事をしているんだよね。
育成する人達がプロだからこそしっかりとしたプロ選手も生まれるし、
クラブの大事なポストの人がプロだからこそ
スター選手不在の小さな町でもしっかりと戦っている。
選手以外の部分もプロなんだよね。
受け売りだけど、日本は選手以外の部分もプロを求める時が来たと思う。
Jリーグが誕生して13年。世界と戦うには指導者や経営者も
何年も先を考えて動けるプロをもっと作っていかないとね。
この番組でドイツの成熟したサッカー文化の一片を知ることができました。
ワールドカップ、本当に見に行きたいです。向こうで文化に触れたいです。
でも、たぶん、いや確実に国内でテレビ観戦だろうな。残念。