ジーコの戦術

過去の日本代表が取ってきた戦術は、
「トライアングル」「アイコンタクト」「スモールフィールド」
のオフト、
ゾーンプレス
の加茂そして岡田、
「フラット3」のトルシエ
そして、あえてジーコの戦術を言葉にすると「黄金の中盤」。
黄金の中盤」なんてのは戦術として考えるほどのものではない。
しかし、
オフトも戦術らしい戦術を当時取っていたかというとそうではない。
あんなもの基本中の基本戦術で、
代表で指導する事ではないのにやっていた。
当時はそれすら出来ていなかったからだ。
本題のジーコの戦術だが、
攻撃的でクリエイティブな選手だったジーコは、
守備の緻密な戦術は苦手であまり考えていないのだろう。
しかし、
攻撃においてはクリエイティブなものを求めているのではないだろうか。
自由放任と言われているが
草サッカーのようになにも決めていないのではない。
基礎戦術は当然決めている。
決めているというより当たり前でそこまで言うべきではないだろう。
問題はその上に積み重なる戦術だ。
理想は様々な相手に柔軟に対応できる事で、
その都度変化する想像的なものを求めているのではないだろうか。
守備はもっと考えてもらいたいけど、攻撃における創造性は大事。
クリエイティビティのない人の元で
システムにギチギチに当てはめる監督に指導されて
創造性のある選手が生まれるだろうか。
おろらくキャプテンが求めているのは
創造性のある選手とチームの誕生ではないだろうか。
所謂オーバーコーチン*1
もっとも恐れているのではないだろうか。

*1:指導者が教えすぎで自分で考える事を止めて命令を聞くだけの選手に陥る事